会津若松駅と市街を見下ろすラーメン店の前に展示されている。機関車の番号や説明板などはないが、おそらく会津で最後まで活躍したC11の中の1両のものと思われる。
不明動輪 会津
ぎんちゃんのコメント「先日会津へスキーに行った際、ラーメン屋の駐車場に動輪を発見いたしました。場所は国道49号線、会津の街並みを見下ろす中腹あたりにある『ラーメン館 会津店』の駐車場です。 刻印を確認しましたが形式は確認できず、昭和18年と日車のマークがウエイトに刻まれておりました。 当時の会津若松廃車のカマだとすると、C11240あたりが該当しそうです。」
エピソード
動輪の考察
この動輪はどの型式の何号のものであろうか? スポークの形状やサイズからして会津に馴染みのC11のものである可能性が高いが、ではその何番のものなのであろうか? 刻印が不明だが「日車 昭和18年」は確認できるのでそこから推察すると、昭和18年(度)に日本車輌で製造されたC11は9両(239〜246・252)あり、そのうち会津地区に晩年まで配属されていた記録があるものは240・244・252の3両である。このうち240・244の2両は静態保存されているので除外すると残るはC11252号のみとなる。ただし240号は保存後解体されており、その際一対の動輪が里帰りしたことも考えられるし、またまったく別の番号のものであることも否定はできない。