保存動輪C11274 その2

C11274動輪 北海道札幌市 JR北海道研修センター前に保存 寅さん御提供

旧・北海道鉄道学園時代の昭和53年(1978)に設置されたもの。鉄道関連施設だけに“北海道”をかたどった立派な台座の上に動輪を置き、さらに説明板、プレート埋め込みなどがなされている。


鉄道学園は廃止され当時とは周囲の風景も一変していると思われるが、依然として国鉄を引き継いだJR関連の施設のそばに鎮座しその歴史を後世に伝えている。
『動輪碑』と題された設置趣意を書き記した説明板。

C11274
昭和19年(1944)日本車輌製(製造番号1350)。新製から戦後を通して北陸地区で働く。高岡〜富山などに長く在籍し44年9月に釧路へ移動した。道内最後のC11の活躍場所となった標津線などで働き50年6月25日付で廃車となる。

エピソード
同機の最後の同僚の中にはさまざまなその後の車生を過したC11が多く、静態・動態保存や紆余曲折のうえ解体などいろいろである。詳しくはC11四方山話 北海道編(TADA様主宰「汽車・電車1971〜」内「八高ヤード」に掲載)の後半部分を御覧下さい。またその文中で「274号の動輪とプレートが北海道鉄道学園に保管されている・・。」という記述がありますが、その動輪こそがここに紹介した北海道研修センターのものということになります。また同機の動輪は浦臼町の郷土資料館にも保存展示されています。(一緒に展示されている煙室扉のプレートはC11177)画像はこちら


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