保存動輪C57117 その1

C57117動輪 東京都世田谷区祐天寺 カレーショップ「ナイアガラ」近くの小公園に保存展示 腕木信号機などもある。
 
奥には駅名標を模した説明板もある (右)“シ41-11KG1716”と打たれている刻印「昭和41年11月 鹿児島工場」という意味だろう


 
「ナイアガラ」は鉄道部品などが多数展示されているファンお馴染みのカレーショップ

「ナイアガラ」は数年前に移転し、駅のやや北側で営業している。店の入口の光景も変わっている。


C57117

昭和14年(1939)10月23日、三菱製(製造番号267)。戦前は糸崎などに配置され山陽路で働く。昭和20年11月熊本へ転属し九州での活躍が始まる。31年8月には小倉工場式切取りデフ(門鉄デフKー7タイプ〜関分類)に改造され37年に宮崎へ移る。日豊最後のパシフィック機の仲間として脚光を浴びるが、何といってもこのカマの栄誉は昭和48年(1973)4月の宮崎植樹祭時に同線でお召し列車を牽引したことである。これは「日本最後の国鉄蒸気機関車牽引のお召し列車」ともなり、貴重な記録ともなった。廃車は49年8月18日。なおこの祐天寺のものは第2動輪である。

なお同機の動輪は九州の西都城駅前にも保存されている。画像はこちら


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