保存動輪D51159

D51159動輪 北海道名寄市 某所に保存 康成フォトギャラリー様御提供(5枚共)

線路・台座・説明版が新設されきれいな状態で再保存となった


旭川某所にあったD51159の動輪(片側)を譲り受け、台座などを制作し再整備、プレートや転轍機なども展示されている


※この動輪は一般民家に保存のため非公開となっております。撮影・見学については康成フォトギャラリー様のサイト掲示板へ連絡をお願いいたします。


台座などを新設、丁寧な説明板と転轍機など鉄道の部品展示もしっかりしている

刻印のD51159がはっきり読み取れる 「シ13−5」の文字も

現車と動輪についての推量

D51159は履歴にもあるとおり、廃車後道内岩内町の運動公園に静態保存され現在も健在である。したがってこの動輪が他機のものではないかという疑問も残る、しかし刻印は間違いなく159のものであり、別の「シ13−5」という表示も159製造のために作られた時期と符号する。ということはこの動輪が老朽化し、新しいものと振り替えられた時廃棄されずに保管〜展示となって今に姿を残すことになった可能性も考えられる。静態保存車の動輪の刻印が新規製造の159のものか他機から譲り受けたものかの確認もしてみたいところ。

 
すばらしい環境で末永く保存・展示されつづけてほしい

現役時代のD51159

函館本線小樽駅にて D51159[倶] 昭和48年(1973)8月

「D5115○」とナンバーが一部隠れて判別しにくいが、1973年当時の同機の特徴(皿付き回転式火の粉止め)・正面の後部灯が両側に二つ、ドーム前の手すりの形状などから159号機と判断した。


D51159

昭和14年2月28日、日本車輌製造(製造番号683)。新製配置は尻内(→八戸)区で東北本線北部で活躍。「ヨン・サン・トオ」を待たずに渡道し池田区に配置され根室本線を職場とする。その後倶知安ー追分と道内を移動し、昭和49年5月15日付けで廃車となった。その年に道内岩内町の運動公園に静態保存された。

主な配置履歴

昭16青森 22尻内 23尻内 30尻内 32尻内 36池田 42池田 43池田 45倶知安 46倶知安  47倶知安 48 49年5月15日追分区廃車× 


エピソード

同機の前後のナンバー機のうち、4つ上の兄155から始まって二つ上の157(北海道上川)、一つ上の158(大阪府茨木市)と多くの兄弟が静態保存されて現存している。159自身も道内岩内町に今も保存されている。

以前の保管場所 旭川市某所

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