保存動輪 D5138(第2)

D5138動輪(第2)北海道 某所(個人宅)に保存(TADA様御提供)

空知郡の某所個人宅に保管されている。正式な保存展示ではないので詳細は省略しています。


前に置かれているのはD611号機の先輪
刻印はD5138号の第二動輪を示す

現役時代のD5138

室蘭本線で活躍するD5138[滝]  遠浅ー沼ノ端間  昭和48年(1973)8月

D5138
昭和13年(1938)12月、汽車会社製造(製造番号1451)。近畿地区に配属されたが戦後には羽越地区を走り、新津・酒田を経て1950年代に渡道、富良野区や滝川区にて根室本線や室蘭本線などで活躍。蒸気機関車最終期まで頑張り、昭和51年(1976)3月1日に廃車となった。


同機にまつわるエピソード
同機の兄弟機では二つ上の36の動輪が富山県と広島県に保存されている。


最後のナメクジ 
D51の本線定期最終運行となった昭和50年(1975)12月の配置では、一次型のD51は8両が現役であった。その中で滝川区の38号は最後まで残った中に含まれていて、岩見沢一区の53・59・60、滝川区の68・96、追分区の4・70とともに活躍していた。そして同機の廃車日は昭和51年3月1日であり、68や70などに次ぐD51の一次型で最後に廃車になった8両のうちの1両ということになる。

そのほかの最後の一次型の廃車日(1号機を除く)
D514(50年12月3日)、53(51年3月1日 動輪保存)、59(51年3月1日 長野県辰野町保存)」、60(51年3月1日 動輪保存)、68(51年3月19日 岩手県保存)、70(51年3月19日 つくば市保存)、95(51年3月1日 長瀞を経て碓氷峠鉄道ぶんか村に保存)。なお車籍上はこのほか51年3月4日に廃車となったD5125号が別に存在している。(当時の梅小路蒸気機関車館の1号は除く)

 



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