D51483
昭和15年2月(1940)、鉄道省小倉工場製(製造番号30)。熊本に新製配置後本州に移り、広島周辺で活躍。その後北海道に移り小樽築港区に長く在籍。最後は滝川へ移動し廃車は昭和51年(1976)3月1日で、最終期に近い「日本最後の国鉄蒸気機関車」のうちの1両となった。ただ483号の実機は長野県安曇野に静態保存されており、この動輪が台座はめ込みのプレート通りのものかは刻印がはっきりせず確定していない。
この動輪が483のものとすれば、道内の遠軽町にはひとつ下の弟機・484の動輪も保存されているので兄弟仲良く蒸機の活躍した縁の地に展示されていることになる。なお484の動輪はなぜか福島県郡山市のJR郡山工場にも保存されている。