保存動輪 D5190

D5190動輪 埼玉県さいたま市 JR東日本大宮運転区 敷地内に保存 佐藤平様御提供

「鉄道の町・おおみや」のあまり目立たないところにひっそりと保存されている。※敷地内は無断立ち入り禁止ですので構外からの撮影です。


 
ナンバープレートと台座・線路付のしっかりとした保存状態である。

D5190

昭和13年(1938)3月、鉄道省浜松工場製(製造番号23)の量産(試作ー標準)型。戦前から昭和40年代まで田端区にあり、一時新鶴見区などにも在籍したが終始一貫して首都圏の機関区で働いた。最後はここ大宮機関区で44年5月15日に廃車となった。生涯の受け持ちも大宮工場であり、その縁もあって動輪が保存されたのであろう。

※浜松工場ではD51としての製造は5番目の同機は一次型(ナメクジタイプ)に挟まれた標準型(86ー90号機)のラストナンバーであり、90番台としても唯一の標準型となる。

エピソード

同機のひとつ上の兄89が愛知県豊橋市に保存されている。またひとつ下の弟機91はスタイルも一次型となりまったく別の印象だが、30年代中頃には田端区におり90号と一緒に働いていた記録がある。


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