Ｄ５２５６
昭和１９年、日車製。終戦ｰ戦後の混乱期を浜松区を中心に過し、のち渡道。五稜郭区に転じて函館・室蘭の両幹線で活躍した。北海道に残った最後のＤ５２の中でも唯一の二桁ナンバー機であった。廃車は４７年１２月９日。
昭和１５年３月１２日、鉄道省小倉工場製（製造番号３１）。新製配置はお膝元九州の鳥栖だったが、まもなく本州に渡り戦後から２０年代後半まで広島第二区にて山陽本線を中心に働く。３０年代初にはるか北海道へ移動し、旭川に配属。４０年代半ばに道東・遠軽に移り「常紋越え」などでファンの注目を浴びた。最後は蒸機終焉の地・追分で５１年１月１７日に廃車となったが、プレートは縁の遠軽に戻りなぜかＤ５２の動輪とともに余生を過している。
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