JR小海線の滑津(なめづ)駅から徒歩5分程の公園、文化財の「旧中込学校」の建物の隣に屋根・ホーム付きで保存されている。隣には小海線の前身、佐久鉄道のキホハニ56が並んでいる。どちらも再整備されて綺麗な姿になっている。
機関車へは中込学校で申し出て許可をもらい展示内部へ入ることができる
101号は本来、長野(運転所)などに所属して飯山線を中心に活躍していたC56だが、縁あって同じC56の走っていた小海線沿線に保存された。
説明板は3枚(一枚は近年の追加?)あり「機関車C56」と「小海線のC56」、「C56101号」の説明があちこちに散らばっているような感じがする。他にキホハニ56のものもある。mata 保存時に書かれた内容をそのまま新しく書き直している部分もあるので適時修正が必要かも。
C56101
昭和12年(1937)3月31日、三菱神戸製造(製造番号205)。新潟地区に配属され越後線などで働く。昭和30年代に飯山区に移りその後は長野県内の機関区を移動、飯山線や長野周辺の入換、上諏訪区 でも入換作業を中心に活躍。上諏訪ではC56の集中配置により大糸線などにも出張していた。昭和47年に長野(運転所)に戻りその後は飯山線のC56として人気を集めた。廃車は昭和48年(1973)1月10日。エピソード
小海線沿線の保存C56たちは他に小諸懐古園の144、野辺山の96、清里の149、小淵沢の126と4両もあり、さすがC56の活躍した線といえよう。このうち小海線に関わりの深いカマは144と149(96は戦前の一時期中込に配属、また無煙化後のSLホテルとして野辺山に長く置かれていたこともある)の2両で、中込区最後の4両の中では150が白馬村に保存、159号だけは石川県に保存されたものの老朽化で解体され、一部の動輪だけが残されている。