保存C56129 

C56129 長野県飯山市南町 鉄砲町児童公園に保存 2017年7月

飯山線で活躍したC56の1両、さよなら運転も牽引し縁の飯山駅近くに保存された。かつて機関区(のち支区)もあった構内だがすっかり様変わりし、北陸新幹線の飯山駅もできて駅自体も移動したためやや取り残された場所になってしまった。露天の保存で老朽化が心配されるが定期的に整備がなされ、塗装はとりあえずされている。


機関車は長野方向を向いている C56らしいアングルは魅力的
 

キャブ周り プレート文字まで塗られているのが残念。説明板は簡潔にして明瞭な記述。以前の文章そのままだが駅名標風の屋根付き掲示になった

キャブへのステップもあるが通常は入れない 煙室扉ハンドルがないのは残念だ

冬季の状態

冬期はブルーシートがかけられている。見学はできないが露天保存ゆえの処置は仕方のないところ 2004年1月撮影
説明板が右横に

C56129

昭和13年(1938)2月、日立製(製造番号972)。新製後、盛岡に配置されその後主に東北地区を移動する。戦中戦後には信州・中込におり小海線を職場とする。その後飯山区、さらに配置の集約化で長野(運転所)に移り、昭和48年(1973)1月10日に廃車となった。なお昭和47年(1972)3月19日には飯山線の無煙化に伴う「さよなら列車」を同僚のC56111号とともに牽引した。


現役時代のC56129

飯山支区で仕業待ちのC56129[長] 昭和46年(1971)5月
飯山駅のホームに隣接して給炭台がありその横で待機
ナンバープレート

かつて機関区(支区)があり最近まで庫や転車台が残っていた跡地には「飯山市文化交流館なちゅら」というイベントホールが建っている。

イベントホール側から見た状態 飯山線の車窓からも見える。地元では同機を主体に「飯山線活性化」のプロジェクトも進行中らしい。

おまけ 公園の近くには駅名標風の看板路出した居酒屋さんが

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