飯山線で活躍したC56の1両、さよなら運転も牽引し縁の飯山駅近くに保存された。かつて機関区(のち支区)もあった構内だがすっかり様変わりし、北陸新幹線の飯山駅もできて駅自体も移動したためやや取り残された場所になってしまった。露天の保存で老朽化が心配されるが定期的に整備がなされ、塗装はとりあえずされている。
キャブ周り プレート文字まで塗られているのが残念。説明板は簡潔にして明瞭な記述。以前の文章そのままだが駅名標風の屋根付き掲示になった
C56129
昭和13年(1938)2月、日立製(製造番号972)。新製後、盛岡に配置されその後主に東北地区を移動する。戦中戦後には信州・中込におり小海線を職場とする。その後飯山区、さらに配置の集約化で長野(運転所)に移り、昭和48年(1973)1月10日に廃車となった。なお昭和47年(1972)3月19日には飯山線の無煙化に伴う「さよなら列車」を同僚のC56111号とともに牽引した。イベントホール側から見た状態 飯山線の車窓からも見える。地元では同機を主体に「飯山線活性化」のプロジェクトも進行中らしい。