保存 C58231

C58231 山形県上山市 市民公園に保存

JR奥羽本線(山形線)かみのやま温泉駅から800mほどのところにある市民公園(市役所横)に保存されている。屋根付きなので冬場でも雪に埋もれることは少ない。ただ公園自体は人通りがほとんどないので降雪があるとたどりつくのは苦労する。


 
正面 前照灯・副灯ともガラスはない キャブ回りも整備はされているがガラスはない
公式側。かつてはこちら側に模擬ホームなどの構造物がありキャブの見学もできたが今はなくなっている
説明板と上山の駅名標はやや離れたところに建っている
説明板の文章が一部気になる。「昭和47年に小牛田に配置され、陸羽東線小牛田ー新庄間を走り続け最後は会津若松に移動して昭和49年5月まで活躍した。」とする方が正しいと思う。なお『お父さんお母さん、子供さんに読んであげましょう』の一文は微笑ましい。
全体的に「白いライン」が目立ちすぎてやや過剰な感じはするが整備されている姿である

C58231

昭和15年(1940)5月、川崎車輛製造(製造番号2308)。新製配置から近畿地区で活躍、紀伊田辺ー和歌山区を中心に紀勢本線・和歌山線などが職場であった。その後亀山区に移動し、関西本線や草津線の客貨、また紀勢本線の亀山口などにも顔を出していた。そして昭和47年(1972)に小牛田に転出、陸羽東線で活躍をした。最後は会津若松区でわずかな入換仕業のうえ昭和49年6月に廃車となった。和歌山時代に装備したドーム後方のA型重油併燃装置のタンクが目立つカマであった。(晩年は使用せず)


エピソード


現役時代のC58231

亀山機関区で休息する231号 昭和47年(1972)8月撮影。大型前照灯、鷹取式集煙装置、A型重油タンク装備が目立つ。

峠越えの補給基地(駐泊所)であった川渡駅(現・川渡温泉駅)で休息する231号。 陸羽東線のC58の中では唯一ドーム後方にA型重油併燃装置のタンクを装備(陸東時代には稼働はせず)。昭和47年(1972)12月撮影

陸羽東線で重連の先頭に立つ231号 昭和47年(1972)12月 小牛田ー北浦 間


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