戦後形C58の400番台では数少ない保存機のなかの一両。終始北海道で過したカマだが、余生は都電荒川線が横を走る都会の小公園で過している。
昭和21年(1946)12月29日 汽車会社製(製造番号2543)。新製後北海道へ配属、苗穂区を振り出しに五稜郭・函館など道南(江差・松前線)で主に働いた。終始北海道を離れず最後は新製配置であった苗穂区に戻り49年3月20日に廃車となった。(48年12月廃車の説もあり)
※なお同機の刻印が打たれた動輪が北海道沙流郡の「振内鉄道記念館」に保存展示されている。予備のものか磨耗で取り替えになったものかは不明だが、「もうひとつのC58407保存物」であろう。
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