C58407

東京都豊島区 大塚台公園に保存 

戦後形C58の400番台では数少ない保存機のなかの一両。終始北海道で過したカマだが、余生は都電荒川線が横を走る都会の小公園で過している。


キャブのプレートはあまり似合わない黄色の縁取りをされている。また銘板類もすでになくペンキ書きで何度も整備されているようだ。
柵に囲まれ管理は十分だが、これも過去の苦い経験からなのだろう。きゅうくつそうだ。
説明板は親しみやすく内容もほぼ正確だが製造年月日と新製配置日などの関係には若干不備もある。
C58407

昭和21年(1946)12月29日 汽車会社製(製造番号2543)。新製後北海道へ配属、苗穂区を振り出しに五稜郭・函館など道南(江差・松前線)で主に働いた。終始北海道を離れず最後は新製配置であった苗穂区に戻り49年3月20日に廃車となった。(48年12月廃車の説もあり)

※なお同機の刻印が打たれた動輪が北海道沙流郡の「振内鉄道記念館」に保存展示されている。予備のものか磨耗で取り替えになったものかは不明だが、「もうひとつのC58407保存物」であろう。
 C58407の動輪画像はこちら


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