小田急線厚木駅もしくは愛甲石田駅からバス(12ー25分)の郊外の公園内に展示されている。蒸気機関車最後の現役時代まで働いたD51の一両。カマボコドームなどの戦時設計やデフ切り詰めなどの北海道仕様で室蘭本線や夕張線などを職場とした。(キャブの密閉化はされていない)
文中の「煙突はオーストラリアで製造されたものです」は間違い。製造は日本でありまたその原型は「オーストリア」のもの
ギースル・エジェクター
この特異な形状で知られる煙突は「ギースル・エジェクター」、正式には『ギースルエジェクター ウィズ スーパーヒートブースター(高燃焼補助器)』と呼ばれる誘導通風装置を装備した横長の煙突で、国鉄が蒸気機関車の燃焼効率アップなどのためにオーストリアから導入したもので昭和38年(1963)にまずD51349号(上諏訪区所属)に長野工場で試作タイプが装備され種々のテストを経て採用された。蒸機全体には普及しなかったがD51にのみ35両に装備され秋田地区と北海道地区に集中投入された。その装備機の多くは最後は追分機関区に集められ、室蘭本線や夕張線などで独特な姿を見せていた。
D511119 昭和19年(1944)8月、日本車輌製造(製造番号1308)。平区を皮切りに新鶴見、大宮など関東の機関区を移動。その後中部地区に移ったが昭和37年に渡道しその後は北海道で活躍。最後は追分区で室蘭本線や夕張線で働き昭和51年(1976)3月1日に廃車になった
エピソード 同機の前後の兄弟機1118・1120も最後の蒸機の仲間として最終期まで頑張り、ともに昭和51年3月1日に1119は追分区で、1118・1120は岩見沢第一区で廃車になった