保存当時は静岡県田方郡天城湯ヶ島町(2004年合併して伊豆市)
三島より伊豆箱根鉄道で修禅寺駅、さらに東海バスっで25分ほどの天城バス停(ふるさと広場口)下車徒歩約10分のところにある「天城ふるさと広場」内に保存されている。以前はやや荒れていたが保存会などにより再整備され屋根付きの場所で綺麗に展示されている。(バスは平日一時間に一本程度)
製造所銘板は竣工時につけていたと思われるものではなく、簡略型の「大工」になっている。(正式なものは上段に「13号」、中段に「大宮工場」、下段に「昭和14年製造」の文字が入ったもの。なお大宮工場製造の銘板には他に「宮工」なども存在する。
D51243
昭和14年(1939)11月、鉄道省大宮工場製(製造番号13)。お膝元の大宮に配属されその後広島に転属、山陽路を走り下関区を経て山陰・長門区(当時は正明市)へ。昭和49年(1974)11月18日に廃車
エピソード
同機の前後の兄弟機では一つ下の弟244が北九州市に、二つ下の245が長野県の坂城町に保存されている。またその次の246の動輪が秋田県の土崎工場に、そしてふたつ上の兄機241の動輪も北海道に保存されている。241はご存知「国鉄最後の定期貨物列車」を牽いた記念すべき機関車であった。 なお243と244は大宮工場の製造番号13と14でこの2両だけがその前後は違う工場製のため同時期唯一の連番製造機となっている。