保存D51502

D51502 東京都葛飾区亀有 上千葉砂原公園に保存

常磐線の亀有駅から徒歩15分(またはタウンバス)ほどのところにある公園に保存されている。青空展示であったが現在は上屋もかけられ、また整備もされており見学にはいい環境となっている。


公式側は柵内はひきがないので外側から撮影できるが自転車置き場になっているのが少し残念。
 
説明板はイラストもていねい (右)D51の説明と同機の履歴 簡単だがほぼ正確
キャブ内にも立ち入れる。塗装や整備された配管類がきれい。

 
キャブ付近 製造所銘板は残っている。運転室部分はアクリル板で保護されてい直接触れる事は出来ない。
 
(左)テンダのプレートは残念ながら細文字の複製。刻印は502のものが多く残っていた
低い柵、カーブした屋根を持つ上屋、清掃された周辺など現在は保存環境は良い。
正面から 整った顔立ちの標準型D51。

ここにいます 案内図のイラスト

案内図の拡大「蒸気機関車」の表記がしっかりされている

D51502履歴

昭和16年(1941)9月30日 鉄道省鷹取工場製(製造番号30)。新製配置後、奈良から広島、小郡と西へ移動し30年代前半に新津へ移動、日本海縦貫線で活躍し最後は酒田区で47年1月に廃車となった。
主な配置履歴

昭和23小郡ー22小郡ー30小郡ー32新津ー36新津ー42直江津ー43酒田ー45酒田−46酒田-47酒田 47−1−31酒田区廃車


D51502にまつわるエピソード

日本海縦貫線の保存D51たち(首都圏)


昭和47年10月の電化によって役目を終えた日本海縦貫線(ここでは羽越本線の新津〜酒田をさす)のD51のうち、廃車または他区へ転属となったのち廃車となって保存されたD51はかなりの数にのぼる。(502は無煙化を待たずに47年1月に廃車となっているが、ほぼ同じ仲間といえるだろう。)その仲間の多くは折からの「鉄道100年」と「SLブーム」もあってか多くの保存の引き合いがあり、特に首都圏で保存されたD51が数多い。それは324(酒田=千葉県保存のち解体)、498(新津・坂町=群馬県保存のち動態復活)、502(酒田)、513(酒田=板橋区保存)、609(新津=成田市保存)、724(酒田=群馬県渋川市保存)、853(酒田=東京都北区保存)などであり、このうち動態復活をした498もその仲間であり、晩年は新津・最後は坂町区とここで多くの仲間達と顔を合わせていた。502号機とは45年以降は498が新津、502が酒田区配置だったのでよく出会っていたことだろう。

 

※リンクしていただいているTADA様の「汽車・電車1971〜」の保存機のコーナーにも同機の画像がありますのでぜひ御覧ください。


保存車両トップへ トップページへ  掲示板