生涯のほとんどを羽越路で過した大宮工場製のD51。溝口氏の城下町・新発田の羽越・白新線新発田駅近くの公園に保存されている
前回の訪問時は雨だったのと機関車の前に用材らしきものが置いてあるのでちょっと殺風景な感じであったが、前照灯の破損ぐらいで状態はまあまあだった。25年以上も前のことであるが・・・。なおこの時は両側の階段のところは開いていて運転室に入ることが出来た
現在は新発田駅周辺も道路などが整備されすっきりとした町並みになっている。この公園の回りもきれいなものだが機関車周辺はさほど変化はないように見える
D51512
昭和15年(1940)11月、鉄道省大宮工場製(製造番号26)。戦後から廃車まで一貫して新津区に在籍し、羽越線を中心に働いた新津ゆかりのD51。
エピソード
ひとつ違いの弟513など番号が近い兄弟機の保存が多い512ではあるが、動態保存機の498とも縁があり、昭和42年前後からともに新津区で「同じ庫の飯」を食べた仲であった。(498はその後坂町に移動)また製造もともに国鉄(鉄道省)工場(498:鷹取、512:大宮)の昭和15年11月、製造番号も512が「25」、498が「26」と似通っている。廃車時期も昭和47年の秋と、まさに同じ生涯を送ったカマ同士であった。