保存 D51735

D51735 新潟県村上市坂町 荒川総合体育館に保存 2020年10月

保存当時は新潟県岩船郡荒川町 2008年村上市に統合

羽越本線・米坂線の坂町駅から600mほどのところにある総合体育館に保存展示されている。完全な施設の中で展示されているため年数回のイベント時以外は側で見学することができない。その代わり消耗や破損などはほとんどなく良好な状態を保っている


通常非公開のため、保存状態は良い。展示場の作りが側面上部が完全に目隠しになっているので外からは全体を眺めることができない。遠来からの訪問者にとっては辛いところだ。なぜか下部は内部が見られるのが不思議な設計

2枚の説明板が置かれていたが微妙にニュアンスが違うところが面白い。735自身の略歴はまた別に作成されていた
 
テンダ部分を接写するのはこれが限界 後部灯もLP405 経歴とともに同機展示までの諸経費も記されているのが珍しい
非公式側もヒキで撮影しても下部しか見ることはできない
公式側のキャブ周り プレート銘板類は揃っている
 
非公式側のキャブ周りは柵があって見えない 動輪部分はなんとか撮影

 

駅頭には「鉄道のまち・さかまち』と大きく表示してあり、蒸気機関車の展示場への案内板まで あるのだが、肝心のD51の公開日などが書かれていないのは残念。「見にいくことができても通常は…」ということで。 なお駅前にはD51611の動輪も展示してある。

体育館の入口には展示の案内も 遠くに見えるのが米坂線の踏切

D51735
昭和18年(1943)2月、日本車輌製造(製造番号1137)。主に新潟地区で生涯を送ったD51で、長岡・新津・坂町と信越本線や羽越本線で活躍。長野工場の担当であったため、長野工場型切取りデフ(長工デフNー2型)を装備しているのが特徴。廃車は昭和47年(1972)3月27日、坂町区

エピソード

同機の二つ下の弟機・737が和歌山県内に保存されている。


735の故郷 坂町機関区

 
735が在籍していた頃の坂町機関区 昭和46年(1971)3月 あいにくこの日は同機に会えなかった

保存車両トップへ トップページへ  
『鉄・街・道』掲示板 管理者へメール