保存 D51823 

D51849 愛知県稲沢市小池 宮浦公園内に保存 2018年6月撮影

諸般の事情により、現在は屋根付きの建物内に展示され、周囲も目の細かい金網で覆われているので外部から中を見ることはほぼ不可能。年二回の公開日には中を見学することができる。


大きな説明板。常に書き換えられているようで綺麗になっている
側面の形式入りプレート ご覧のように網目が細かいので外からの完璧な撮影はできない

D51823

昭和18年(1943)2月、鉄道省浜松工場製造(当時は濱松工機部)製造番号73。なお浜松のD51としての製造順は55。製造後名古屋管内に配属され、稲沢や米原を経て北陸へ。昭和39年頃に稲沢へ戻り、再整備の際に特別に型式入りナンバープレートを装着。その後は関西本線などで活躍し、昭和45年(1970)8月に同区で廃車となった。


エピソード

濱松工場製のD51には愛知県内に保存された仲間は多く、89(豊橋市 製造番号22、D51としての製造順は4…以下同)、201蒲郡市(26・8)、688岡崎市(67・49)、823稲沢市(73・55)、827海部郡甚目寺町(77・59)…現在は他所へ移設、849豊田市(82・64)の6両を数える。また晩年には中央本線の中津川などに集結して「木曽路のD51」として最後を飾ったものも多かった(201・688・827・849)ただ同機は昭和45年に廃車となったため、稲沢から中津川などへ移動して木曽路などで活躍することはならなかった。なお浜松工場製ではないが刈谷市には木曽路で仲間だった777、春日井市には792も保存されている。


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