D51824

長野県諏訪市 諏訪湖畔公園に保存 2003年1月撮影

長く上諏訪区などに在籍した長野県縁のカマ。長工デフ・集煙装置・運転室換気装置など「長野工場」ならではの装備をほとんど身に付けたD51である。もちろん長野区在籍時にはフロントデッキの白線塗分けも実施されていた。45年に引退後は故郷・上諏訪に近い諏訪湖畔に保存されている。

湖畔の風を受けつつも周辺の保存機と同様の屋根が設けられ一応の状態は保っている。
 
長野工場型集煙装置は外されたがすぐ近くに固定保存されている。できれば説明板などが欲しいところ。

説明板は新しいものが建っているが、何でも一度盗難にあっているとか・・・。情けないことだ。
テンダ側もしっかりと磨かれている。保存会もあるそうだ。

D51824

昭和18年(1943)3月18日、鉄道省浜松工場製(製造番号74)。新製配置は静岡だが、のち浜松に移り東海道本線を中心に働く。その後は上諏訪ー松本ー長野と信州の機関区を歴任し、「長野のD51」の1両として活躍した。昭和45年(1970)2月の篠ノ井線無煙化の際は、中津川から借用した549号(長野工場製)と重連で「さよなら」急行列車を牽引して引退の花道を飾った。廃車は同年8月8日で、上諏訪から保存地への搬入は11月5日であった。


エピソード

824号を始めとするD51の820番台は保存機が多く、822・823とは3兄弟が連番で残っており、さらに827・828と半数は各地でその姿を見る事ができる。(827は個人保存のため非公開)


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