営団地下鉄線内で「営団」を冠した駅は昭和58年(1983)6月24日開業の有楽町線「営団赤塚」と「営団成増」の二駅のみである。いずれも接続民鉄の東武東上線の下赤塚・成増とは隣接しているものの若干の距離もあり、有楽町線自体が成増以遠の和光市でその東上線へ相互乗り入れ(営団成増ー和光市の延伸開業は昭和62年8月25日)するなど複雑な要因もあって駅名に「営団」を付けたのであろう。そのおかげ?でこの会社名変更時には脚光を浴びる事になり、数々の営団お別れ行事の開催や記念乗車券も発売されることになった。すでに3月に入ると改称の準備に入っており、駅入口や構内の案内図も書き換えが進み、新表示の上に仮紙を貼っているものも見受けられた。なおこの2駅の名は約21年でその役目を終え、4月1日の会社名変更後はそれぞれ「地下鉄赤塚」「地下鉄成増」に改称される。