車窓からながめる山々の景色は気持ちのよいものです。例え名も知らない山でも日本の風景の中に溶け込んでいるさまは、その麓で生活する人々の想いまで伝わってくるような気がします。以前は鈍行列車でゆっくりとたどる旅路の中で窓を思いっきり開けて風を感じ、またその鉄道沿線の「空気」を感じながら山々をながめることが出来ましたが、それも時代の推移とともに「窓の開かない車両」がほとんどとなってかなわぬ事となってきました。四季折々の自然とともに姿も変化する美しい日本の風景、車窓から見る山々もいつまでもそうあってほしいものです。
ここでは私が旅した過去の『車窓の山景色』を思い付くまま紹介しております。
昭和62年(1987)11月
勝沼あたりのぶどう郷が広がるパノラマ風景
信州への旅にはやっぱりこれ!『高原野菜とカツの弁当』 (右)八ヶ岳が見えた
ホームから眺める山々の姿 日野春駅 (右)小淵沢を出ると八ヶ岳がしばらく「車窓の友」となる
甲府以遠では車窓左手には南アルプスが見えるし、塩尻や松本近くでは北アルプスの山々が望まれるのだが、今回はこれにて終了です。