保存動輪 山北D51

D51動輪 神奈川県足柄上郡 JR御殿場線山北駅隣接公園に保存に保存 TADA様御提供

かつての「鉄道の町・やまきた」駅構内だった機関区跡地の公園に保存D52のそばにひっそりと展示されている。おそらくD52のものと思われるが詳細は不明。


ナンバープレート刻印は確認できません(TADAさん)

D51の動輪への推測

※特別快速様からの情報があり、同動輪は「キー」の位置や「シ16-2」の刻印から「D51の第2動輪」の公算が高く、タイトルを変更いたしました。(2017年4月)
最近の状態 保存D52の動態復元に合わせて整備もされた 特別快速様御提供
 
特別快速様の調査。軸部の出っ張り(キー)の有無は寸法などからD51のものと推定
特別快速様より

D51とD52の動輪は比較的形状が近いです。パッと見の形状は、少なくとも私には同じに見えました。そこで、手元にある動輪について最も詳しい資料で調べたところD52の動輪には車軸の部分にキーがなく、車軸の端面の直径がφ220(第三はφ230・D51はφ200、第三はφ220)となっています。D52のほうが太い車軸を使っていたようです。キーについては多くの車種で昭和18年に廃止されています。ただ、現存するD52でもキー付きの動輪はあるようです。 以上を踏まえて現物を確認したところ、キー付きで、軸端の直径はφ200mmでした。あと、軸に「シ16-2」と確認できるので、D51用と判断しました。ちなみにL2の刻印が確認できましたので、第二動輪のようです。


山北D51動輪

御殿場線には国府津区のD52が活躍していたことで有名であるが、昭和43年頃の最終期にはD51も転入して働いていた。この動輪はそのメンバーの中の一両のものとも思われる。


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