川口 SL・青葉通り
JR川口駅の入口上には当駅ゆかりの「善光号」がデザインされた駅名標がある
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JR川口駅にはかつて隣接してサッポロビールの埼玉工場があり、その搬入・搬出のために専用線が敷かれ、入換えの機関車が行き来していました。工場が廃止されたあと専用線なども一部を残して撤去されましたが、現在駅から工場のあった場所へと「SL・青葉通り」と名付けられた小径が続いています。跡地にできたショッピングセンターなどへ向かうものですが、ここには専用線の記憶をとどめておくためのちょっと洒落た演出がいくつかされています。道路の両側には機関車の動輪を模したものが半分埋め込まれたかたちで並び、所々に川口名産の鋳物で作られた焼却炉のイメージのオブジェが建ち、その炊き口は蒸気機関車「D511」のナンバーが入った煙室扉がデザインされており、これが何本も建ち並んでいます。
道路名も「SL・青葉通り」と表示されている。あわせて半円形の道路標示も各所に建っている。
スポークなどの形状も実際のものを思わせるような精巧な仕上げとなっている。埋め込んであるのは歩道のガードも兼ねているためか
キューポラか焼却炉風のものにD511の煙室扉が…。右はこの先にある道路下にあるD51の壁画風プレート
このSLは集煙装置の形状、ドーム後方のA型重油併燃装置らしきものなどから関西地区で活躍したD51がモデルになっているのであろうか。白煙やドレーンの表現もなかなか凝っている
おまけ 市内の観光案内・物産紹介のコーナーにあった鉄道趣味者向けのもの 川口ならでは…でもないだろうが