九州鉄道発祥の地・門司港駅に保存されている9600の第3動輪。
19635 大正6年 川崎造船所製(製造番号325)。詳細な配置は不明、というのもこのカマは資料では戦時供出車として大陸へ渡っているはずなのである。改軌工事の際に別のカマのものと取り替えられたのか、何らかの事情で里帰りしたのかは不明である。また刻印も「大十一(右横書)」となっており実際の製造年とは食い違っている。今後の調査を待ちたいところ。
エピソード 同機の二つ上の兄機19633が同じ北九州の若松に保存されている。