保存動輪 C5515

C5515動輪(第二)東京都目黒区 目黒さつきビル前に保存

目黒駅西口から線路沿いに徒歩5分ほどのところにある元国鉄動力車会館だったところに展示されている。現在は「目黒さつき会館」を経て「目黒さつきビル」と名称が変わっている。


誕生から最後の運行、廃車までを詳しく記した説明板が現役時の写真とともに掲示されている
スペースの関係で車軸を詰めて接続しての展示
横を通り抜ける山手線の車両もこの205系からE231系、そしてE235系へと変化している

以前の展示状況

国鉄(JR)動力車会館時代の展示 玄関の横に慰霊碑などとともに展示してあった
2003年撮影
第二動輪を示す刻印

C5515

昭和10年(1935)10月、川崎車両製(製造番号1584)。仙台に配属され、さらに昭和15年に青森に移動したが、これは東北でのC55配置の嚆矢とされる。その後会津若松を経て昭和25年に九州に移動。門司ー鳥栖ー早岐から大分、また早岐と移動し38年6月に若松へ転入、筑豊のパシフィック・門デフC55の一員として活躍した。43ー10で後任の52号に役目を譲り1休となる。その後貸出しなどもあったが44年4月12日付で鹿児島へ移動、電化前の予備機として待機するも復活はなく、8月に2休となりそのまま昭和44年(1969)8月29付で廃車となった。 同機は門デフ以外はほぼ標準な形態であったが、経歴を見ると東北(青森・会津)時代に49・50と、九州時代(大分・若松など)に46・52・53と一緒に過しており、1号機を除くC55の静態保存機すべてと接点があったことが特筆される。(53号は形式上の保存、ただし同機の動輪も保存されている)


エピソード


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