保存動輪C5768

C5768動輪 岡山県津山市 津山まなびの鉄道館に保存 KOBA鉄様ご提供

平成28年(2016)4月に旧津山機関区の跡地に開館した「津山まなびの鉄道館」に展示されている。かつては広島県の糸崎機関区に展示されていたものが移設されたとのこと


シンボルゾーンとしての役割も担っている。糸崎機関区に設置時の「鉄道100年記念」の説明板も残されている
転車台の円周に沿っての展示が面白い 高さ(直径)を示すゲージも

C5768
昭和13年(1938)8月、川崎車輛製造(製造番号1969) 岡山機関区に配属され、主に山陽本線を中心に働く。その後下関区などを経て仙台ー原ノ町と東北筋で活躍。盛岡・青森・新庄・米沢など東北の主要区を渡り歩き、46年に最後の働き場所紀勢本線の紀伊田辺区に移動し、47年5月に同区にて廃車となった。


エピソード
同機の前後の兄弟機はいずれも現存していない。なお二つ上の兄・66号が東京都大田区の大森に静態保存、60番台としては61号の第一・第二動輪が宮城県の松嶋瑞巌寺に保存されている。また同機は新庄区で昭和46年(1971)4月まで僚機170号とともに残り、「東北地区最後のC57」の1両(秋田鉄道管理局管内)となった。170号はその後九州の若松から早岐区へ移動し廃車解体されたが、幸いにもその動輪が大阪府の共栄興業に保存されている。


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