センターの館内にD51367の煙室扉や安全の鐘など、鉄道の町・長万部を記憶させる資料とともに大切に保存されている。同機は最後は小樽築港区所属であったが、この長万部にも来ていた縁がある。2018年6月撮影
D511053
昭和19年(1944)5月、日立製造(製造番号1836)。新鶴見区を皮切りに大宮ー新小岩と主に関東地区で活躍。昭和42年(1967)に渡道し、岩見沢区に配置、室蘭本線などで働いたのち小樽築港区に移って昭和45年(1970)1月に廃車となった。
後ろの前照灯と煙室扉のD51367は、昭和25(1950)〜48(1973)年頃まで地元・長万部機関区に在籍していた所縁のD51である。こちらもD511053と同じ日立製であり、さらに1940年5月製造と、ちょうど1053号と4歳違いの兄機であった。なおこのD51367号の動輪が道内のJR北見に保存されている。画像はこちら。
エピソード
同機は鉄道ピクトリアル1966年12月号(vol.191 D51特集)の表紙を飾ったことが特筆される。写真は新小岩区在籍時の1966年10月のもので、そのキャプションの「陸の王者D51」の通り迫力ある堂々とした姿である。