保存動輪 D51256(第4) 

D51256動輪 広島県東広島市 市立大田小学校跡地に保存 seizi様ご提供

設置時は設置時は賀茂郡安芸津町立。なお同校は2011年東広島市立風早小学校に統合されて廃校になっている。したがって動輪は跡地での保存


機番の刻印と『R4」が読み取れる

※この動輪の保存場所はかつて公共の教育施設内なので見学などの場合は許可を得るなどの配慮をお願いいたします

D51256

昭和14年(1939)11月、鉄道省小倉工場製造(製造番号26)。小倉工場製らしくまず九州の鳥栖区などに配置され、その後熊本などを経て本州へ。晩年は新見区にあって伯備線などで活躍し、山口線から最後は長門区にて山陰本線で活躍し昭和50年(19751月に廃車となった。


エピソード 本州最後のD51

本州最後、つまり山陰本線最後の蒸機運転区間の無煙化は昭和49年(1974)11月30日であったが、「さよなら運転」の行われた昭和50年(1975)1月15日以降も車籍があり、その後廃車になった長門区のD51は10両(145・214・256・473・581・612・715・720・797・869)おり、そのうち1月12日の広島局主催の列車を牽引したのが612と720(米子区主催のものはD51488+620)であり、さらに廃車後静態保存されたのが720、そして動輪などが保存されたのが現在判明しているだけで214・256・581・612・715(2軸)の5両なので、長門区最後のD51はその半数以上が現在も姿を留めているということになる。


現役時代のD51256 

長門機関区にて出区を待つD51256[長] 昭和48年(1973)12月

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