線路・煉瓦風の台座・碑のプレートがきちんと整備されて展示されている
D51359
昭和15(1940)3月27日、日立製造(製造番号1238?)。
新製配置はおそらく糸崎区で山陽本線や呉線などで働く。その後渡道し、長万部ー滝川と移動、比較的早い46年12月に滝川区にて廃車となった。
主な配置履歴
エピソード
同機の前後の兄弟機はいずれも解体されて現存しない。一番近い350番台の保存機は木曽路にいる351号機だけである。なお末尾「59」のD51では59(長野県)、159(北海道岩内、名寄に動輪)、859(紋別)が保存されている。
359号は中国地方と北海道にしか配属された記録がなく、中部地方や当地に縁があるものではない。また蒸機全盛期ではなく廃車や部分保存のためではなく、渡道した蒸気機関車が40年代後半に再び本州ほかに転属した例は数少ない。他機の履き替えがかなり早い時期にあって動輪だけが北海道へ渡らなかったということもあるだろうが、やはり誰かが譲り受けたものがこの地にやってきたのだろう。