保存動輪 D51404

D51404動輪 新潟県 JR長岡運転所に保存 ペンタ様御提供

D51404

昭和15年3月31日、日本車輌製(製造番号779)。新製配置は新津で信越・羽越本線を中心に働く。その後坂町ー直江津ー長岡1−長岡と終始日本海縦貫線沿線の機関区を移動した。廃車は44年11月18日で最後は長岡区であった。なお同機はこの昭和44年(1969)10月30日の長岡電化による信越本線無煙化の際、機関区での「お別れ会」にて惜別の装飾を施されたD51である。

エピソード

同機の兄403号も新津に新製配置されともに働いたが、その後はむしろふたつ下の405号と行動をともにし、長岡ー長野と移動した。最後は紀伊田辺となったが幸いにも滋賀県に保存されている。また弟405号は404号とは竣工日が同じ(製造番号はひとつ違い)という“双子”であるが、ともに新津で過したのち長岡を経て長野に移った。ただしばらくは直江津にいた404と顔を合わせていたが、最後は遠く西日本の津和野(山口線管理所)へ移動しそこで廃車となった。幸い千葉県に保存され、兄403とともにその姿をながめることができる。
同機を含めたD51の400番台(400ー409)10両のうち半数以上の6両が静態保存されているのは驚きとともに番台の幸運というものもあるのだ、ということを感じる。


D51400番台の保存先
401長野県須坂市、402長野県飯田市、403滋賀県栗東町、405千葉県松戸市、408神奈川県川崎市、409滋賀県甲西町


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