保存動輪 D51617

D51617動輪 新潟県 JR北陸本線糸魚川運転センター前に保存 呑み鐵様御提供

事務所の壁面?に飾られたD51の片側動輪。「糸魚川運転センターに問い合わせたところ、『1972年に当センターの前身である糸魚川機関区の創立70周年を記念して作られたものです。』との回答を頂きました。」(呑み鐵様)


その後の経過

※2009年7月前後に当地から撤去された模様(詳細は不明) 「先日7月5日に糸魚川駅を通過するときに確認したのですが以前保存されていた動輪とプレートが撤去されていました。機関区建物も使われていないようでした。」呑み鐵様


D51617
昭和16年1月10日、日本車輌製(製造番号895)。戦後は福井・糸魚川などもっぱら北陸本線を中心に活躍した。廃車は比較的早い45年12月だが、まだ保存すら少ない時代になぜかこの動輪は保管され、2年後に最後の在籍であった糸魚川機関区の事務所前に幸運にも保存された。

エピソード
同機は昭和44年9月の北陸本線・糸魚川ー直江津の電化完成による無煙化の際、9月29日の惜別列車238レを牽引している。動輪の保存もそれが関係しているのかもしれない。

 

同機の前後の兄弟機はどれも現存せず比較的早く廃車ー解体になっている。二つ上の615はのちにC611に改造されて仙台に保存されたがその後解体されている。なお610番台の611号の動輪が617と同じ「日本海縦貫線」の一環である羽越本線の坂町駅前に保存展示されている。


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