D51動輪 出水駅ホーム
D51動輪 出水駅の考察
昭和45年(1970)10月の鹿児島電化でほぼ消滅した出水区のD51は、その直前6月の配置では19両(展示の説明板では17両、またその前後の一部短期間の入れ替りもあったと思われるので詳細は不明)であった。そのメンバーのうち12両(45-10以降もしばらく出水にいた94を含む)が他区へ移動し7両が廃車となった。30・49・306・491・590・602・1024が当区で廃車になったナンバーである。それ以前に廃車になったものもあるが展示されている動輪はこの中のカマのものであろうか。
無論、展示にあたって「D51の動輪を」とのことでどこからか捜してきた無縁のカマのものであることも否定できないが、かつてここ出水には機関区があり、多くのD51を擁していたことを考えれば当区配置のD51の1両のものである公算の方が強い。(以前から機関区のシンボルや記念として動輪が展示されていた、というような記録もどこかで見たような記憶もある)
エピソード