喫茶「動輪」の動輪
寺社風駅舎だった頃の長野駅の向かって右側あたりに開いていた喫茶店「動輪」は、旧国鉄からの転職した社員によって営業していた。そのため店名もふさわしい「動輪」で、なおかつ店内には本物の動輪一対(おそらくD51のものと思われる)が展示されていた。残念ながら刻印等は確認していなかったのだが、そのうち新幹線駅への改築とともに店も閉店し、動輪も行方しれずとなってしまった。画像は92年の正月のものなので、干支にちなんだ「猿ーゴリラ?」の人形がのせられているのが微笑ましい。
喫茶「動輪」という名は現在も橋上駅となった長野駅の改札正面で営業している。ただし鉄道のにおいはあまり感じられない、今風のコーヒーショップである。
そして干支がひと回りした平成16年(2004)元旦の喫茶『動輪』の姿
この喫茶『動輪』は2010年(平成22年)の秋頃に撤退し、普通のファストフード喫茶に替わってしまった。