保存動輪 D51直江津運輸区

 
D51(不明)動輪 新潟県上越市 JR直江津運輸区前に展示 吉野富雄様御提供

D51第3動輪(番号不明)

国鉄時代、直江津機関区の百周年記念に建立されたとみられるD51の動輪記念碑。現在の直江津運輸区事務所前にそのまま残っている。吉野様の情報によれば第3動輪は間違いないが、刻印は塗装が厚くて読み取れないとのことでした。

※撮影当時の直江津運輸区は通常立ち入り禁止でしたが、許可を得て撮影とのことです。

 現在の状態 

2021年7月の状態

直江津機関区開設百周年記念として建立されたこの動輪の記念碑のある場所はJR移行後直江津運輸区などを経て現在は「えちごトキめき鉄道」に移管され「えちごトキめき鉄道直江津運転センター」となっているが、そのままの位置で展示されている。

背面から 建立の説明板がある
「昭和61年11月建立」との記載がある

 
刻印のいろいろ

「シ42−6 T Z 358」と読める刻印。昭和42年6月土崎工場を指すものだろうか? 358は不明。右は「R3」第3動輪右側を示す

 

「シ42−4」の刻印と第三動輪左側を指す「Lー3」のものもある。肝心の機番を示すものは判明しなかった。昭和61年(1986)建立との記述があるので、それまではどこかに保管されていたものを設置したのであろう。

今も交通の要衝である直江津で後輩の車両たちを見守っている。

 
かつてD51たちも乗った転車台は健在 今レールパークの主役となったD51827がそれを使用している

※2021年4月、旧直江津機関区の扇形庫などを利用した「直江津D51レールパーク」がオープンし、開館時には動輪の近くまで行けるようになった。


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