保存動輪 D6022

D6022動輪 福岡県北九州市 JR若松駅前公園に保存 やまてつ様御提供

凝ったつくりの台座だがナンバープレートが埋め込んであったと思われる部分の空白が残念。

D6022
大正14年、汽車会社製(製造番号847)。製造時は9900形式9984号を名乗り、形式称号改正によりD5085となる。戦後すぐには長町区に在籍。昭和27年6月に浜松工場で改造されD6022号機となり会津若松区に配属された。その後九州に移り筑豊・直方区で本格的に働く。31年に大分へ移動、柳ヶ浦ー豊後森を経て再び大分と久大・日豊線沿線で活躍、36年9月に鹿児島本線沿いの出水区に移動したが39年にまた直方へ戻った。ブームの頃は「筑豊のD60の最若番機」としても注目を浴びた整ったスタイルのカマであった。筑豊の蒸機の最後より若干早い48年3月14日に若松区で廃車となったが、最後まで石炭列車を牽いて頑張ったD60であった。


エピソード

同機は保存を前提に若松機関区で保管されていたが結局解体され、動輪だけが駅前公園に保存された。なお1999年前後には台座にナンバープレートが付いていたが盗難?のためか現在はなくなっている。(やまてつ様より報告)


現役時代のD6022

筑豊本線で貨物列車を牽くD6022号 昭和47年8月

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