保存D51513

D51513動輪 東京都板橋区 城北交通公園に保存

都営地下鉄三田線の蓮根駅近くの交通公園内に保存されている。一応園内の一角で資料館やバス、東武1号機関車などとまとめて柵内での展示なので管理は行き届いているのだが、アスベスト補修などはされているものの、外観や足回りはやや荒れていてもう少し整備されるこのとが望まれます。


非公式側側面 網や柵での子供の侵入防止はやむをえないが、お肌の「荒れ」が気になる
  
キャブ内は立ち入り可能のわりにあまり荒れていない (右)バルブ類も光っている 落書きもないようだ

計器類の破損は仕方がないがまだ文字盤なども読み取れる状態
公式側 屋根付きだがやはり錆とか傷は仕方がないか

展示スタイルは屋根付きというよりプラットホームを模しているようで、屋根を支える支柱もレールを利用した実際によくある島式ホームを思い起こさせる。線路に面しては同一面でホームとはいえないが、機関車の駆動部を観察するにはこの方がいいのかもしれない。なかなか考えた展示方法である。

  
助士側キャブ (右)47年10月の状態

交通資料館内にあるC62の模型からみた513号
説明板はほぼあっているがそろそろ書き直しの時期か
機関車の周りには腕木信号機や転轍機など小道具も置かれていた

  
資料館内の説明板はかつて田端で展示されたものをそのまま書き直したものかもしれない

D51513履歴
昭和15年(1940)12月11日、鉄道省大宮工場製造。(製造番号26) 新製後、直江津区に配属され信越・羽越本線などで働く。戦後すぐからは新津区に移動し最後は酒田区にて47年6月14日に廃車となった。その後東京の田端機関区の展示を経て48年3月に保存された。
主な配置履歴
昭和16直江津 23新津 32新津 43新津 47酒田  47−6−14酒田区廃車


↓エピソードなどは次ページにまとめました

その2 エピソードなど


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