この鉄道は園内の「わんぱく広場」をほぼ一周するかたちでレールが敷かれている。列車は構内を出るとすぐ「わくわくトンネル」を抜け、C59が休む「駐泊所」を横に見たのち周囲を花壇に囲まれたレールを直進、その後右折し半周していく。東門を横目に今は停車しない「どんぐり坂駅」(廃駅?)を過ぎると赤い上部トラスの「なかよし橋」を渡る。このあたりが同線のビューポイントであろう。橋を渡るとまたかつて交換設備のあったらしい「けやきだい駅」を通過し、再び右折して終点の「山百合峠」駅へ到着する。約一周500mあまりを走ったところに設けられたこの「山百合峠(やまゆりとうげ)」駅で乗客は下車し、列車はそのまま回送となって梅が丘駅へ戻ってくる。
(左)トンネルを出てきた列車 隣の線路は山百合峠駅からの回送線 (右)花壇内の直線区間を行く蒸機牽引列車、乗車率が高いので単機では頑張りどころ