汽車旅 中山道

 33 贄川宿 その2

宿場名 贄川 現在地名 長野県塩尻市贄川 前宿場:本山 次宿場:一里三十町で奈良井宿

※以前は長野県木曽郡楢川村贄川であったが平成17年(2005)4月1日に塩尻市に編入された

出桁造りの商店や民家が宿場時代を思わせる町並み 昭和63年(1988)撮影(以下同じ)
 
かつて置かれていた贄川駅のスタンプ 広重の画と木曽路の碑の図柄

鉄道の旅 贄川宿

贄川駅付近の木曽谷を行くD51重連の貨物列車 昭和48年5月撮影>

木曽路のD51この木曽路を走る蒸気機関車を撮影しに何回かでかけ、この贄川駅でも降りた事があった。当時はもちろんまだ駅員がおり、駅スタンプなども備えてあった。手作りの「SL時刻表」なども掲げてあって、木曽路観光とともにSLを撮影にくる鉄道ファンの多さを物語っていた。

 
中央本線 贄川駅 明治42年12月1日開業

1973年当時の駅舎に掲げてあった駅名標。木曽の駅らしく木造のものは他の駅でもみられた。右は贄川駅に進入する下り貨物列車(入線している3番の線路はいまかもう撤去されて存在しない。)

出札口あたりには手作りの「SL時刻表」があり、ファンを迎えてくれた
「是より南木曽路」の案内板の横を通過する381系特急「しなの」 1988年撮影
駅員のいた時代にはいろいろな案内板もあった 1973年撮影

贄川駅の二番ホームには「これより南木曾路」の案内板があり、またこのホームにある駅名板とその隣の立ち木はバックに木曾谷の山々をひかえなかなか風情があった。1973年当時と1988年の情景だが、一部の案内板などが消えたりしているが駅名標と隣の成長した立ち木の位置は変わっていない。

小雨に煙る木曽谷の木々をバックに駅名標と立ち木が瑞々しい 1988年撮影

第一奈良井川橋梁を行くD51牽引の下り貨物列車 1973年撮影

※有名撮影地…贄川ー日出塩間にある第一奈良井川橋梁は木曽川を渡る雄大なアンダートラス橋梁で、昭和48年(1973)6月まではここをD51型蒸気機関車が渡っていたため、多くの鉄道ファンが撮影に訪れたところであった。その後線路の付け替えなどにより橋梁は移動したため、昔の面影はやや薄れてしまった。


駅前には関所の門を模した「贄川宿」の案内板があった 1973年撮影
さっぱりした駅前でアクセントになっていた「贄川宿」の標示 1988年撮影
宿場へ行く途中で線路を乗り越す道には煉瓦造りのトンネルが 1988年撮影

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