保存動輪D51567

D51567動輪 京都府南丹市 JR山陰本線鍼灸大学前駅 駅前に保存 特別快速様ご提供

山陰本線の比較的新しい(1996年)開業の駅に近年寄贈により保存された。先輪、従輪、動輪4軸すべての展示は珍しい。

刻印も「D51567」がみてとれる

D51567

昭和15年12月16日、川崎車輛製造(製造番号2420)。新製配置は北海道で蒸機最終の地ともなった追分区、その後本州に戻り戦後は弘前で過ごし奥羽本線などを担当。 30年代に稲沢一へ移動し41年にさらに西下し九州入り、門司区に属し日田彦山線を中心に働く。最後は「九州D51の最後の活躍線区」となった南延岡区にて48年4月に廃車と なった。北海道から南九州までほぼ全国を移動し働いたD51の一両であった。

主な配置履歴

昭和16追分 22弘前 23弘前 30弘前 32弘前 36稲沢一 41稲沢一 42門司 43門司 45門司 46門司 47南延岡 48ッ4ッ27南延岡廃車


エピソード

同機の前後の兄弟機、特に560番台は保存機が多い。室蘭市の560、群馬県川湯村の561、北海道佐呂間町の565、赤平市の566などであるが、いずれも晩年まで北海道で最後まで働いたD51ばかりである。


同機は南延岡に転じて間もない昭和47年7月に鹿児島機関区にて開催された「蒸気機関車展示会」にてD51代表として選ばれ、他11形式の機関車とともに扇形庫に顔を並べ多くのファンの被写体となった。展示された形式・番号はB2010鹿、48679鹿、39680熊、C11189志、C12241熊、C5042鹿、C5557吉、C56156吉、C57199宮、C5820志、C612宮、D51567延、D6064直。


現役時代のD51567

大分運転所で給炭中の567号(南延岡区所属時)昭和47年3月
製造所銘板もしっかり残り、南九州独自の砲金製区名札も誇らしかった。

※製造所銘板についてはこちらもご覧ください。


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