※現在この動輪は未整備のため非公開となっています。また資料館も未開館のため詳細事項は省略してあります。
D51710
昭和18年2月22日、日立製(製造番号1644)。新製配置は北海道と思われる。戦後の昭和22年には函館区に配属され函館本線で活躍していた。昭和43年に池田、その後釧路と根室本線筋の区を移動するが4年後には再び函館・室蘭本線筋の長万部に戻った。ここが最後の地になると思われたが、49年に追分区へ移動し、「日本最後の国鉄蒸気機関車」の仲間入りをして活躍した。廃車は51年1月17日、追分区。
主な履歴(一部を除いて年度末3ー31の在籍)
昭22函館ー23函館ー30函館ー32函館ー36函館ー41函館ー42五稜郭ー43池田ー45釧路ー46釧路ー47長万部ー48長万部ー49追分ー50追分
エピソード
同機の前後の兄弟のうち、弟の711号はともに道内で晩年までほぼ一緒に活躍した仲であった。また同機の動輪のうち、第3動輪が終焉の地・追分の中学校に保存展示されている。(動輪前に展示されたプレートはD51237号のものだが刻印で710号のものと確認)画像はこちら。また同機の第2動輪も北海道虻田郡の倶知安風土館に保存されている。画像はこちら