城端線福光駅前にある「D51767」の表記プレートが台座に埋め込まれた動輪。「刻印はD51767とは確認できませんでした」(TADA様)
D51767
昭和18年(1943)2月13日、川崎車輛製造(製造番号2766)。新製配置は東北筋で、戦後まもなくには一ノ関区に在籍、35年頃に尻内(八戸)に移動し引き続き東北本線北部で働く。43−10の電化により酒田区に移動し羽越本線を中心に日本海縦貫線で活躍ののち、47−10の電化により渡道、室蘭本線などで働き最後は追分区にて51年3月19日という「日本最後の国鉄蒸気機関車廃車日」にほぼ近い日付まで在籍したD51の一両であった。主な配置履歴
昭和22一ノ関 23一ノ関 30一ノ関 32一ノ関 36尻内 41尻内 42尻内 43尻内 45酒田 46酒田 47酒田 50追分 51−2−19追分廃車エピソード
同機の前後の兄弟機、特に760番台は保存機が多い。八戸市の762、吹田市の764、下関市の768、長野県聖高原の769などである、残念ながら一ノ関〜尻内〜酒田〜北海道とほぼ同じ生涯をともに過ごしたひとつ上の兄機・766は残念ながら48−10に鷲別区にて廃車となり解体されてしまっている。
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