都電 こんなところに その5

江戸東京たてもの園に展示されている7514号

現在は「荒川線」のみが走る現在の東京都電。本格的な路線は今から約40数年前の昭和47年(1972)11月に下町中心の5路線の廃止によって消えてしまいました。架線柱や敷石などの都電の遺構ももうほとんど見られなくなってしまいましたが、かつての都電の姿を描いたものは今でも街中、あるいは「昭和レトロ」をイメージした雑誌の広告やイラスト、看板の中の絵などに発見することができます。それだけ多くの人々に都電が愛され、また交通手段としてのイメージとして今でも記憶の中に定着していることの証なのでしょう。そんな街角や本などで見かけた「都電」の姿をいくつかピックアップしてみました。


街角の架線柱

淡路町交差点にあった都電の架線柱 1994年2月

かつての都電の架線柱は信号機などの取り付け用として再利用されてかなりの数が残っていたが、90年代になると流石に数が減ってきた。


 
高田馬場駅前にもありました。おそらく15系統終点の一番端の架線柱だと思われます 1994年2月

こちらは北側のもので拡大するとてっぺんには擬宝珠(玉ねぎ型)のキャップが残っていました


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