汽車旅 中山道

 31 洗馬宿 その2 

80年代の洗馬宿

今(2015年)から2〜30年程前の訪問した時の洗馬宿の様子です。現在とそれほど町並みは変わっていませんが、やはり古い家は取り壊されたりしたものもあるようです。

宿場中央付近から京方を見る 静かなたたずまいは変わっていない 1986年6月
雨に濡れる洗馬宿 1989年7月

江戸方をみる この古い門があった住宅はおそらく今はないであろう 1986年6月
宿場の町並みの中には商店の看板がいくつか見えるが今はかなり少なくなっている 1986年6月
江戸方の外れ近く 古い建物が連なった風景が残っていた 1986年6月

北国街道との分岐点あたりには「名物 おやき」の看板を出した商店もあった 1986年
上の画像の約三年後 看板に「洗馬宿」の文字も見える 1989年

現在の同じ場所との比較は洗馬宿 今昔の比較も御覧ください。


鉄道の旅 洗馬宿

明治42年の開業当時の姿が健在の洗馬駅舎 平成26年10月撮影

汽車旅で訪ねる洗馬宿は、中央西線洗馬駅が玄関駅となる。正式には中央本線であるが、昔から中央東西線を分ける駅が隣の塩尻駅であり、時刻表上でも区切りとされている。また国鉄分割民営化でも洗馬駅はJR東日本と東海の境界駅であり(JR東海に所属)、運転系統などもはっきりと分かれている。現在の洗馬駅には一日数往復の普通列車が停車する。

 
現在の駅名標とかつて設置してあった駅スタンプ
いまは長いホームの一部を使って2両の313系ワンマン列車などが発着している
 
改札口を見る 左:2014年 右:1986年

洗馬駅は明治42年(1909)12月1日開業。昭和47年(1972)11月30日、貨物取り扱い廃止、昭和48年(1973)6月には当駅を通る中央本線の電化が完成し、同時に長く活躍してきた蒸気機関車(D51など)が無煙化により引退した。そして簡易委託をを経て昭和55年(1980)駅が無人化され、昭和62年(1987)4月1日、JR東海の駅となった。

急行型165系の3両編成が運転されていた頃 1989年撮影

洗馬駅に停車する列車は今も昔も普通列車のみである。昭和46年始めまでは蒸気機関車(D51)の牽く客車列車を中心であったが、その後客車列車はディーゼル機関車牽引となり、昭和48年(1973)6月の中津川ー塩尻間の電化完成により一往復を除いて電車化された。80系や113系などを経てしばらくは元急行型の165系などが中心となって短編成ながら運用されてきた。現在はJR東海の313系の2両編成(ワンマン)や東日本の211系(3両など)の列車が洗馬駅にやってくる。


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