※本山宿へは過去に何回か訪問しているが、ここで1986年(昭和61)・と2014年(平成26)の約28年の宿場風景の変化を比較してみよう。
全体的には家並はそれほど変わっていないが、2014年では画像左側の二軒目の家がなくなっている。ただまとまった町並みを眺める事はできる。
こちらも本山宿を代表する風景のひとつだった古い「松坂屋」の看板を掲げていた元旅籠の家。近年老朽化のため解体され、新しい住宅が建っている。また隣の家もなくなり広いスペースになっている。
本山宿を代表する風景。有形文化財に登録された三軒の住宅は改修もされきれいになった。「川口屋」の庵看板が下がるなど宿場の町並みに似合った取り組みがなされているのが嬉しい
画角とアングルが少し異なるのでわかりづらいが、昔の画像は五軒の民家が写っていて、現在の画像は左側二軒の家は写っておらず有形文化財の三軒だけの光景。見えない左の二軒の家(ひさしの出ている民家とその隣のサッシの家)も現在も変わらずに建っている。
江戸方の民家のひとつ 奥の家々は改築など変化が見られるが、手前の二軒はほとんど昔のままのたたずまいを残している。中央の家は屋号「俵屋」の表札も掲げられている。また庭木の手入れもなされており刈り込みなどが美しい。