長年同地で静態保存されていたC58328号の動輪。近年老朽化のため惜しくも解体されてしまったが第三動輪と煙室扉などが残されてそのまま同地に保存展示されている。
C58328
C58328 昭和17年(1942)5月、汽車会社製、製造番号2180。当初は関西地区に配属され和歌山区などを経て昭和47年(1972)小牛田区に移動、陸羽東線で活躍。最後は会津若松区で入換仕業につき、昭和50年(1970)1月に廃車となった。廃車後は福島県に三春町で静態保存されていたが近年老朽化、維持が困難ということで解体された。
エピソード
同機の前後の兄弟機はいずれも解体されて残っていない。また320番台でみてみると、当初静態保存されたものが3両あった。しかし静岡県三島市の322号を除くとこの328号と石川県に保存された325号はその後解体されてしまった。ただどちらも動輪など一部が保存され、その記憶を留めている。また四国鉄道村には321号の動輪が保存展示されている。また解体された328号の第二動輪も、群馬県前橋市に寄贈され保存展示されている。画像はこちら。